利他の心と「たらいの法則」
皆様こんにちは。求人部の田中です。
今日、通勤中に交通事故(追突事故)を2回連続で見ました。
実は今日だけではなく、先週も見たのです。
最近よく見ることがある、交通事故・・・
そういえば、日本では年間どれくらい事故が発生しているんだろうと思い、少しだけ調べてみたのですが、昨年(2018年)の人身事故の発生件数は「430,601」件だということわかりました。
平均すると1日「1,180」件です。
予想よりも多い数だったので、とても驚きました。
これだけたくさんの事故が毎日起こっていることを考えると、いつどこで自分が巻き込まれてもおかしくないような気がしますよね。
ほんとに怖いことです…。
でも、少し考えたんです。
ハンドルを握る全ての人が制限速度を守り「思いやりのある譲り合いの気持ち」と、「絶対に事故を起こしてはいけないという緊張感」を持って運転すれば、あおり運転や危険運転もなくなり、事故も限りなく“ゼロ”に近づくのになぁ…と。
私が尊敬している経営者の方に昔“利他の心”を教えてもらったことがあります。
利他の心とは、自分よりも他人の幸福を願い、他人の利益のために尽くすことをいいます。
もし、ハンドルを握る全ての人が“利他の心”で運転すれば、きっと事故のない世の中が訪れるはずですよね。
この“利他の心”は、経営、人間関係、接客、全てに必要な考え方だと私は思ってます。
利他の心で行う経営は、従業員のやる気を引き出して、会社を成長させます。
人間関係においては、人から好かれて、仲間や友人が増えていきます。
接客では、指名が増えて収入が上がり、周りから一目置かれます。
このように、良いことしか起きません。
逆に、
「自分だけ良ければ、周りの人はどうでもいい。」
という利己的な人は、周りから人がいなくなり、いずれ孤立するでしょう。
自分のことだけを考える“利己の心”と、自分のことよりも周りの人のことを大切にする“利他の心”。
どちらを選択して生きていくのかは自分次第です…。
私はもちろん“利他の心”を大切に生きていきます。
これまでもそうでしたから、これからもそうします。
だって、もし死んだときに「やっと死んでくれたか。」と周りの人に思われたくないですから。
それは悲しすぎますよね…。
私が生まれたとき、私は泣いていて、周りは笑っていたそうです。
私が死ぬときは私だけが笑っていて、周りは泣いてくれたら嬉しいです。
そんな人生、そんな生き方が理想です…。
では最後に、「たらいの法則」について説明させてください。
大きくて丸い“たらい”に、たっぷりと水が入ってます。
その中に入った水を両手で自分の方へかくと、水は“たらい”の手前に当たり、内側を伝いながら外へと逃げていってしまいます。
逆に、水を前に押し出すと、水は奥にあたり、内側を流れながら自分の方へと戻ってきます。
これが経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんの理念の一つでもある「たらいの法則」です。
水を幸せに置き換えて考えると、もっとわかりやすくなるのかもしれませんね。
「自分だけ幸せになればいい」という気持ちで行動すると、結果として幸せを遠ざけてしまい。
「自分よりも周りの人を幸せにしよう」という気持ちで行動すると、いずれ巡り巡って自分も幸せになれる。
ということです。
私たちが携わる接客業も、同じことが言えますよね。
まずはお客様を幸せにしましょう。
そうすることで必ず自分に幸せが返ってきます…。