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タクティールケア

こんにちは。求人部の田中です。


今回は入店してまだ日が浅いものの、たちまち人気レディとなった「 A.Tさん 」に、接客の秘訣を教えていただきました。


少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。


————————-

 


田中:
 
A.Tさん、最近凄いですね。
リピート率が急上昇です!


A.Tさん:

ありがとうございます。


田中:

ところでA.Tさんは、接客で大切にしていることってありますか?


A.Tさん:

そうですね。とにかく〝モテてもらうこと〟ですかね。


田中:

モテてもらう??


A.Tさん:

はい。


田中:

それは、お客様に〝自分はモテている〟と思ってもらうということですか?


A.Tさん:

そうです。


田中:

なるほど…


A.Tさん:

あの、田中さん、さっきからメモを取っていらっしゃいますけど、この会話って、ブログに掲載されるんですよね?


田中:

はいそうです。


A.Tさん:

名前って出ませんか?


田中:

大丈夫ですよ。
名前はイニシャルになりますし、写真も掲載しませんので、安心してください。


A.Tさん:

そうですか、良かったです。
よろしくお願いします。


田中:

こちらこそよろしくお願いします。
お話の続きですが、お客様に〝モテている〟ということを実感してもらう方法って何でしょう。


A.Tさん:
はい。それはお客様に〝この女性は他の女性よりも自分に興味や関心を持ってくれている〟と気づいてもらえるような接客をすることです。


田中:

なるほど。


A.Tさん:

会話の内容も大切ですが、実はそれ以上に大切なのは〝ぬくもり〟だと思います。会話をしているときでも、常に寄り添いながら手を触れたり体をできるだけ密着させて、心地よいと感じてもらえるように〝ぬくもり〟の伝え方を常に考えてます。


田中:

たしかに密着してもらえると、〝好意を持ってくれている〟ということが分かって安心できますよね。


A.Tさん:

そうなんです。
田中さん、タクティールケアってご存知ですか?


田中:

え?タクティールケアですか?いいえ、分かりません。
教えてください。


A.Tさん:

実は私、タクティールケアの資格を取得していて、お昼間の仕事のクセが接客時に出てしまうことがよくあるんです。


田中:

どういうことですか?


A.Tさん:

そうですね・・
簡単にご説明しますと・・・。


――以下、タクティールケアについて「A.Tさん」から丁寧にご説明いただきましたので、その内容をまとめてみました。


◆タクティールケアとは。


1960年代にスウェーデンの看護師によって開発されたマッサージ法で、2006年に日本に初めて導入されて以来、少しずつ広がりを見せ、現在では認定資格者が国内で約2千人、導入施設は100を超えている。


タクティールケアは、全身のツボや筋肉を刺激するようなマッサージではなく、手のひらを使って、手足や背中などを柔らかく包み込むように触れる緩和ケア療法で、期待できる効果としては以下のとおり。


・コルチゾール(ストレスホルモン)を減らし、安心感に包まれる。
・オキシトシン(安心ホルモン)を分泌し、不安やストレスを和らげる。
・優しく穏やかな気持ちになり、コミュニケーション能力が向上してくる。
・体温の上昇につながり、血の巡りがよくなる。
・体全体の筋肉が緩み、柔らかくなる。
・心地よく眠ることができる。


etc.


田中:

〝手のひら〟の力って本当にすごいんですね。
初めて知りました。


A.Tさん:

ありがとうございます。タクティールケアは、ガンの緩和ケアや、ストレスケアなど、いろいろな分野で活用されているんですよ。


田中:

そうなんですね…。でも分かるような気がします。
だって、よく考えてみると、手をつないだり体をさすったり〝手が触れている〟という状態って安心できますからね。


A.Tさん:

そうですよね。
私は資格を取得していない人でも、普段の日常生活に少しでも取り入れた方が良いと思ってます。


田中:

確かに〝手で触れる〟という行為は、そんなに難しいことではないですから資格がなくてもできそうですね。


A.Tさん:

はい。
本格的なタクティールケアができなくても〝優しく触れる〟という行為自体は誰にでもできますから。


田中:

ですよね。


A.Tさん:

お客様もきっと喜んでいただけると思います。「今日は寒いですね」と言いながら手に触れたり。「嬉しいです!」と、気持ちを伝えてハグしたり。
手の使い方を考えるだけでも、いろいろと楽しくなりませんか?


田中:

ほんとですね。
いろいろ考えるだけでも楽しくなりますね。


A.Tさん:

共感してもらえて嬉しいです。


田中:

いえいえ、今日は大変ためになるお話を伺うことができました。
本当にありがとうございました。


A.Tさん:

とんでもないです。こちらこそありがとうございました。


――まとめ


生まれてすぐの赤ちゃんは言葉が話せませんから、親は優しく抱きかかえたり、撫でたりしながら愛を伝えますよね。


手を使ったスキンシップは〝人と人との心をつなぐ原点〟と言っても過言ではないのかもしれません。


今回の対談で、A.Tさんの人気の理由が少しわかったような気がしました。


皆さん…。


今日から手の使い方。工夫してみませんか?

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