聞き上手は心を掴む後出しジャンケン?
皆様こんにちは。求人部の田中です。
今回は〝聞き上手の大切さ〟についてお話ししたいと思います。
聞き上手とは、相手を受け入れて信頼関係を作り、心に寄り添うような優しい雰囲気で受け答えをしながら話を聞くことが出来る人のことを指します。
やはりマダム麗奈でも〝聞き上手〟なレディはとても人気があります!
多くの人が不快に感じる自慢話でも嫌な顔ひとつせず、心地よく話せる雰囲気づくり。
そして自分に好感を持ってくれていることがわかる、優しい頷きと自然なあいづち。
お客様にとって〝聞き上手〟なレディはとてもありがたい癒しの存在なのです。
当店には在籍していませんが、相手の話を聞くどころか、我が強く〝私が私が〟と、自分のことばかり話してきて、会話の最中に割って入ってきたり、話をかぶせてくる女性をたまに目にすることがありますが、とても残念に思います。
人間に耳が2つ、口が1つあるのは、〝多くを聞き、多くを語らず〟と言われてますし、ユダヤの格言でも、「自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならない」と紹介されています。
今「聞き上手になりたい!」と思われた、そこのあなた。
実は、聞き上手になるためのお手本が、あなたのすぐ近くにいますよ。
デール・カーネギー著の「人を動かす」の中でも取り上げられていて、この本を読まれたことがある方なら、すぐにピンときたと思いますが、そのお手本となる優れた聞き上手の達人…。それは…。
そうです。
〝犬〟です。
犬はこちらから近づくと尾を振りはじめ、優しく撫でてあげると、夢中になって好意を示してくれます。
何か魂胆(こんたん)があって、このような愛情表現をしているのではなく、純粋に自分への関心を寄せてくれるのです。
相手の信頼を得るためには、自己主張をするよりも、相手に純粋な関心を寄せることの方が大切だということを教えてくれています。
犬は心理学など学んでいませんが、人に好かれるコツを本能的に身につけているのです。
そして、犬は人間の言葉を話せませんから、黙って聞くことに徹します。
自分の意見や主張を言葉にしませんし、アドバイスもしません。
わざとらしい頷きやあいづちもなく、ただ黙ってあなたに寄り添い、話を聞きながら好意を示してくれます。
あなたの髪がボサボサでも、あなたがノーメイクでも、あなたのことが大好きです。
世界中、どれほど多くの人たちが癒やされていることでしょう…。
さて…。
そろそろ本題に入らせていただきますね。
私が〝聞き上手〟をオススメする本当の理由は、〝心を掴む後出しジャンケン〟が出来るということなんです。
どういうことか詳しく説明します…。
人間は仲良くなろうとするとき、無意識に相手との共通点を探そうとします。
それは共通点が多いほど心を開きやすいという特性があるからです。
初対面で会話を始めた瞬間から、その相手がどのくらい信頼できるのかを判断していて、自分と似ているところ、共感できる部分を会話の中から無意識に探そうとします。
血液型?誕生月?趣味?出身地?スポーツ?
共通点が多ければ多いほど、心の中に安心感が広がり、またその共通点で話は盛り上がり距離は縮まります。
人間関係を良くするためには共通点はとても大切なのです。
人の話を聞くスキルを磨くことで、相手は自分の話をたくさんしてくれるようになります。
聞き手にまわることで、最初に相手から多くの情報が得られるのです。
そこで、「後出しジャンケン=ゆっくり話を聞きながら共通点を後から見つけられる」ということです。
「あ、それ私と同じです」
「え、偶然!わたしもです」
「それ知ってます!私も好きなんです」
「私も全く同じ経験したことあります」
「凄い!先日わたしが行ったところです!」
おわかりいただけたでしょうか。
聞き手に徹することで、まずたくさんの情報が入ってくるので、そこから共通点を探して、距離を縮めることができるということです。
聞き手にまわらなければ、相手に共通点を探してもらわないといけませんが、聞き手にまわることで、自分から共通点を探し、後から同調することが出来るのです。
これが〝聞き上手は心を掴む後出しジャンケン?〟と題名にした理由です。
共通点を多くすることで親近感が増して心を開いてもらいやすくなり、楽しい雰囲気が作れるようになっていきます。
みなさん、聞き上手はとても大切なことだと思いませんか?
◆最後に聞き上手になるために必要なことをまとめてみました。
①相手のことを、とても大切で価値のある人だと思い込む。
②相手の人に出会えたこと、関われることを心から感謝する。
③相手の立場にたって、気持ちを察しながら心から寄り添う。
④相手の心理状態を常に想像して、体験談を自分のことのように感じる。
⑤相手の話をさえぎることなく尊重し、否定する言葉を一切使わない。
以上、夢を実現される皆様のお役に少しでも立てたら嬉しいです!
それでは、また次回お会いしましょう。